リバーシブルなUSB端子として注目されている次世代USB規格「USB Type-C」コネクタですが、便利な点はそれだけではないようです。VESA (Video Electronics Standards Association)は本日、USB Type-Cコネクタを使い、DisplayPort機能が利用になる「DisplayPort Alternate Mode」を発表しました(VESA、MacRumors、9To5Mac、Phoronix)。
DisplayPort Alternate Modeでは、1本のUSBケーブルを使って、DisplayPort規格に対応したオーディオ/ビデオデータの転送、USB 3.1対応の高速データ転送、100Wまでの電力供給が行えるようになります。ビデオの転送能力は4K解像度に対応していて、既存DisplayPort代わりも十分務まりそうです。
実際に使用するためには、コンピューター、タブレット、スマートフォン、モニターなどが双方DisplayPort Alternate Modeに対応している必要がありますが、実用性が認められれば、DisplayPort、VGA、HDMIなどの端子が全てUSB Type-Cに集約される可能性もあり、今後の展開が注目されています。