GNU CoreutilsのRust実装「uutils」が驚くほど堅牢になりつつある

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Rustプログラミング言語で書かれたGNU Coreutilsの再実装である「uutils」の堅牢性が向上し、実用段階にはいりつつある事がわかりました(Phoronix)。

Debian開発者で、このプロジェクトをCOVID-19流行時に立ち上げた、Sylvestre Ledru氏は、先週開催されたFOSDEM 2023でCoreutilsの置き換え作業について発表しています。

この発表によると、uutilsの開発作業は順調で、多くのLinuxディストリビューションでパッケージ化されるとともに、現在はYoctoプロジェクト経由で有名なソーシャルネットワークでも使用されているとのこと。同氏は、プロジェクトでRustを使用した理由として、セキュリティ、移植性、既存のRustクレートを活用できること、大きなパフォーマンスの可能性を挙げています。また、プログラミング言語Rustの人気も理由としています。

uutilsの目標は、GNU Coreutilsの置き換えのほか、クロスプラットフォームへの対応や、テスト容易性の改善があげられています。

uutilsのパフォーマンスはすでに素晴らしい状態にあり、今後はGNUツールとの互換性の改良や、さまざまなプログラムに欠けているオプションを実装するための作業、さらなるパフォーマンスの最適化が行われる予定です。

uutils coreutilsのソースコードはGitHubからダウンロード可能です。

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