Microsoftは8日(現地時間)、統合開発環境「Visual Studio」の次期バージョンのプレビュー版「Visual Studio 14 CTP 2」(14はコードネーム)をリリースしました(Visual Studio Blog、リリースノート、ダウンロード)。
CTPは早期導入およびVisualStudio開発のためのフィードバックを求めるためのもので、安定版ではありませんが、VisualStudio.comまたはMSDN加入者はサブスクライバーダウンロードから無料でダウンロードできます。
変更点など
Visual Studio Blogによると、CTP 2で追加された機能として以下のものが挙げられています。
- カスタムIDEレイアウトを保存できる: IDEの中のツールウィンドウのカスタムレイアウトを保存し適用することができる。
- Light Bulb エディタAdornment(装飾): コード中の修正可能な箇所を識別するLight Bulb。
- エディタのタッチサポート: Visual Studio エディタが、スクロール、ピンチでズーム、タップ&ホールドでコンテキストメニュー表示、ダブルタップでワード選択、マージンをタップすることで行選択などのタッチ操作をサポート
- VC++プロパティページとエディタの拡張: VC++のプロパティページダイアログが最後の選択肢を記憶…など(省略)。
- ALL CAPS: メニューバーのスタイルをTitle Case(重要な文字だけを大文字)に変更。
おまけ: ALL CAPSって何?
変更点の最後に挙げられていた「ALL CAPS」ってなんだろうと思って調べてみたら、英語版Visual Studioではメニューバーを全て大文字に変更することが行われていて、このことを指しているようです。
↑ALL CAPSのメニュー。
これが相当評判悪かったらしく、先週リリースされたVisual Studio 2013 Update 3 RCでは、「Sentence case」を有効にするオプションが追加され、 VS “14” CTP では「Title Case」が導入されたと。日本語版だとあまり関係なさそうですが全部大文字より読みやすそう(slashdot日本版)。英語圏の開発者にとっては朗報かも。