Microsoftが先日公開した「Visual Studio Community 2013」をWindows 7 64bit版にインストールしてみました。
Visual Studio Community 2013は、ライセンス上、大企業などでは使えないという制限がありますが、中小企業や個人開発者、学生などは商用/非商用を問わず自由に使用することが可能です。
個人でフリーソフト/シェアウェアを開発している方はこれを機会に最新版Visual Studioに乗り換える良い機会かもしれません。
インストール
ダウンロードページから、Visual Studio Community 2013のインストーラーまたはISOファイル、それと日本語化のためのVisual Studio 2013 Language Packをダウンロードしておきます。完全にインストールする場合ストレージに10GB程の空き容量が必要となります。
↑セットアップを起動します。
↑インストールするものを選択。デフォルトでは全部にチェックが入っています。
↑インストール開始。かなり時間がかかります。
↑完了です。
↑最後にLanguage Packをインストールして日本語化すれば終了。
MFCが使える
Visual Studio Community 2013はProfessional相当…ということで、今までExpress Editionでは使えなかった、MFCなどのProfessional向け機能(?)が使えるようになっています。ためしにMFCのダイアログベースのアプリを作成してみました。
↑新規プロジェクトで、「Visual C++ > MFCアプリケーションを選択」。
↑アプリケーションの種類で「ダイアログベース」を選択。
↑完了を押せば、雛形が完成です。当然コンパイルして実行することも可能です。
まとめ
今までExpress Editionだと微妙に機能が足らなくてストレスを感じていた個人開発者の方は、Community 2013で思う存分開発が可能になったのではないかと思います。Windows用のフリーソフト/シェアウェアなどの開発が活発になることに期待したいと思います。
おまけ: 「バージョンの不一致」
起動時に「Microsoft Visual Studioで、インストールされている言語リソースのバージョンの不一致が検出されました。このような状況は、異なるバージョンの製品(Beta、RC、RTM)が異なる言語に対してインストールされているインスタンスで発生する可能性があります。」というエラーが表示されました。
ググってみると他でも少数ながら発生している現象のようす。Beta、RC、RTMなどはインストールしていないので困ってしまいましたが、ためしに、プログラムのアンインストールから、Visual Studio Community 2013の修復を実行してみたところ、言われなくなりました。
確信はありませんが、もし困っているかたはどうぞ(すごく時間はかかりますけど)。