Business Insiderの報道によると、Microsoftは自社の統合開発環境(IDE)であるVisual Studioに対し、AIを中核とした次期メジャーアップデートを準備していることがわかりました。
Microsoftの内部メモによると、新バージョンは「Visual Studio 18」と呼ばれ、現行のVisual Studio 17からのメジャーアップグレードとなります。AI統合を軸に据えた設計となり、Amazon KiroなどのAI対応IDEへの対抗が視野に置かれています。
Microsoftの社内ではすでに「dogfooding(社内利用による実地テスト)」が行われており、Microsoft社員が日常業務で使用中とのこと。2025年中のリリースの可能性もあるようですが、正式な公開時期は未定です。
開発を率いるのは、2024年にMicrosoftに加わったCoreAI部門のEVP(Executive Vice President )、Jay Parikh氏で、Visual StudioとAIの融合は自身の管轄分野とぴったり重なっていることになります。
Visual Studioの最後のメジャーアップデート版「Visual Studio 2022」が登場したのは、2021年でした。開発者のAI活用ニーズが高まり、IDEそのものの再定義が求められているなか、Visual Studio 18が期待に応えられるのか注目を集めそうです。
[via Neowin]