Microsoftが統合開発環境Visual StudioのUIの刷新を進めていることがわかりました。
Visual Studioは新バージョンがリリースされるごとにさまざまな機能が追加されていますが、UI部分はVisual Studio 2012以来大きく変わっていません。
Visual Studio Blogに投稿された情報によると、開発チームは以下の3つの目標を達成するために作業を進めているとのことです。
- 凝集性: アップデートは、新しくリフレッシュされたルック&フィールと、既存のVisual Studioの親しみやすさのバランスを取ることが重要。Fluentに合わせることで、他のオペレーティングシステムや他のMicrosoft製品と、よりシームレスな外観と操作性を実現することができる。
- アクセシビリティ: アクセシビリティのベストプラクティスに従い、製品をより使いやすくすることが重要となる。これには、情報密度を維持しながら使いやすいようにターゲットサイズを調整する、視覚的なノイズを減らしIDEのアクティブな領域に注意を向けるために色をより意図的に使用する、異なるアクションを区別しやすくするために軽量なコントロールを使用する、などの方法がある。
- 生産性: UIのアップデートは、より一貫性のあるエクスペリエンスを実現し、UIに慣れるまでの時間を短縮することで、安心して製品を操作できるようにすることを目的としている。認知的負荷や精神的疲労を軽減し、Visual Studioをより快適な作業環境とするためのアップデートも行っている。
▲左側:Visual Studio 17.6のメニューUI、右側:検討中のメニューUI
新しいUIではメニューの間隔が広くなり、文字が見やすくなっていることがわかります。ツールバーもUIの刷新に伴い大きくなり、ドキュメントタブやツールウインドウの外観もスペースが広めにとられて、使いやく認識しやすいように改善されます。
UIの変更はまもなくリリースされる予定ですが、Visual Studioチームは、Developer Community Ticketサイトで、変更に関するフィードバックを受け付けています。