VivaldiがAIの大流行に懸念を表明。著作権やプライバシーへ配慮

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Microsoft Edgeを筆頭にブラウザへのAI機能の導入が進む中、「Vivaldi」は現在のAI機能で利用されているLLM(大規模言語モデル)に本質的な問題が存在していると考えているようです。

公式ブログの記事「Vivaldi が AI の流れに乗らない理由とは」で、Vivaldiは、現在のLLMによるAI機能には明らかな欠陥が存在し、文章要約エンジンや会話パートナーとしては全く適しておらず、盗用のリスクも非常に高いと指摘しています。

LLMは、多岐にわたるソースを分析して構築され、単語の大きな集まりの後に続く可能性の高い単語の記述を目的として構築されたものですが、著作権やプライバシー侵害を起こす可能性があり、また真実であるかのような嘘が出力される可能性もあるとされています。

Vivaldiは、LLMは膨大なエネルギーと利用できる GPUをすべての消費する偽りのマシンだし、そのようなソリューションをVivaldiに搭載するのは正しくないと説明しています。このため、もっと厳密な方法で実現できるようになるまで、チャットボットや、要約ソリューションなどにLLMを使用することはないとAIに関する方針を示しています。

ただし、Vivaldiはユーザーへのオプション提供を信条としているため、今後も LLM をオンラインでは利用できるようにするつもりだそうです。

コンテンツ制作者からAIへの反発も起こっているなか、安易にAI機能を搭載しないVivaldiの選択に注目が集まりそうです。

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