オープンソースの人気メディアプレイヤー「VLC」。開発を行うVideoLANチームのJean-Baptiste Kempf氏が、VLCの将来のバージョンでデザインの刷新を行うとともに、Plexメディアプレイヤーのような広告サポート付きのビジネスモデルの検討を行っていると語ったことがわかりました(iDownloadBlog)。
VLCは2001年にリリースされた後、20年後の現在でも高い人気を維持しており、現在も毎日80万から100万ダウンロードを記録している模様。macOS、Windows、Linuxなどのデスクトップ版のほか、Android、iOS、Apple TV、Chrome OSなどのプラットフォーム向けのVLC公式アプリも準備されていて、利用範囲も大幅に拡大しています。
メジャーバージョンアップ版である「VLC 4.0」は今後数ヶ月のうちにリリースされる予定で、新バージョンでは外観の刷新が計画されています。商業化のオファーはこれまで断ってきたそうですが、Kempfは氏見習うべきモデルの1つとして、VPlex社の広告付き動画サービスを上げています。
これ以外にもVideoLANチームはさまざまな活動を行っており、ブラウザ内でさまざまな動画を閲覧することができる、新しいブラウザーWebプラグインや、IMDbのライバルとなるMoviepediaの開発が進められています。