VMware Fusion 11にアップグレードしたところ、仮想マシンを起動したりレジュームしたりするタイミングで「ホストから使用可能な3Dサポートはありません」という警告メッセージが表示されるようになりました。
起動後の仮想マシンの動作には影響がないようですが、毎回警告が表示されるのは気にかかります。
最初は仮想マシンの再起動や、最新のVMware Toolsのインストールによって自然に表示されなくなるかと思いましたが、そう簡単に非表示にすることはできませんでした。
ここではこの警告メッセージを表示させない方法を説明します。
「ホストから使用可能な3Dサポートはありません」を消す方法
結論から書くとVMware Fusion 11で「ホストから使用可能な3Dサポートはありません」という警告メッセージを消すには、vmxファイルを編集し、以下の内容を末尾に追加します。
mks.enableMTLRenderer = "0" mks.enableGLRenderer = "1"
vmxファイルは仮想マシンのvmwarevmパッケージの中に含まれています。
例えば「Windows 10.vmwarevm」をFinderで右クリックして「パッケージの内容を表示」を実行し、中に含まれている「Windows 10.vmx」をテキストエディタで開いて上記の内容を追加します。
なおvmxファイルを編集する場合、VMware Fusionが起動していない事を確認してください。VMware Fusionの終了時に内容が書き換えられてしまうので、エディタで編集した内容が正しく反映されない事があるためです。
今回の情報は、VMware公式フォーラムの「Solved: Enabling legacy OpenGL support in Fusion 11」にて掲載されていた内容を参考にしました。
VMware Fusion 11は、macOS Mojaveの新しいMetal APIをサポートしているかわりに、OpenGLのサポートがデフォルトで無効化され、それによってこのような警告が表示されるのかもしれません。
まとめ
VMware Fusion 11で「ホストから使用可能な3Dサポートはありません」という警告が表示された場合、vmxファイルを編集することで非表示にすることができます。