VMwareは本日、Mac/Windows用の仮想化ソフトウェアの最新版、Fusion 8.5、Fusion Pro 8.5、Workstation Player 12.5、Workstation Pro 12.5をリリースすることアナウンスしました(MacRumors、Ars Technica)。記事執筆時VMware側の公式情報は見当たりませんが、Ars Technicaによると9月8日に最新版のファイルが公開される見込みのようです。
これら最新版の最大の特徴は、macOS SierraとWindows 10 Anniversary UpdateをゲストOSとして公式サポートしたことで、不具合の修正やパフォーマンスの改良も行われている模様です。
バージョン番号からも想像できる通り、VMware Fusion 8.0およびWorkstatin 12.0のユーザーはそれぞれ8.5、12.5に無償でアップグレードすることができます。
なお今年の1月にVMwareのHosted UIチームがリストラされたとの情報が流れ、FusionやWorkstationの今後が心配されていましたが、VMware製品ラインのマーケティングマネージャーMichael Roy氏は「我々はとても元気に生き残っている」と不安説を払拭しています。
サーバーやデータセンターで使用されるvSphereの仮想化技術が、デスクトップ仮想化ツールにポートされて利用されていることや、北京のHosted UIチームが、インドからの支援や、CaliforniaのPalo Altoからの製品管理や開発の舵取りをうけつつ存続していることなど具体例をあげ、今後の製品開発に問題がないことがアピールされています。
更新: VMware Fusion Blogに情報が公開されています。Fusion 8.5は9月7日に公開予定で、macOS SierraのタブやSiriをサポートするとのこと。