VSCode + WSLでWindowsが最高のWeb開発環境に

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MacはUNIX/Linuxと同じような開発環境・ツールを使用することができ、それがMacの人気を支える理由の一つとなっていました。しかし、それも過去の話になりつつあるのかもしれません。

Railsの生みの親として知られるDavid Heinemeier Hansson(DHH)氏は、ブログ記事「VSCode + WSL makes Windows awesome for web development」を公開し、Windowsの開発環境がWeb開発者にとってほんとうに良い物になっていることに少しショックを受けたと感想を述べています。

同氏はIntelの最新デスクトップチップを搭載したWindows PCで、VSCode、WSLを使って1週間以上過ごしており、M3 Maxよりも高速にプログラミング・テストを実行でき、優れたウィンドウマネージャーが使用できるとWindowsの利点を説明しています。

WSLは本物のLinuxディストリビューションをネイティブに実行できるため、デプロイするのと同じパッケージマネージャを使うことができ、x86なのでarm64でマルチアーキテクチャするのにかかる時間の何分の一かで、サーバーハードウェア用のDockerイメージを構築することもできるのです。

DellのマシンにはIntel i9-14900Kが搭載されていて、Mシリーズチップよりも電力消費量は多いものの、3,200ドルのM3 Max MacBookが、2,349ドルのDell XPSに、Speedometer 2.1スコア、Dockerビルド、プログラミングテストの実行など、パフォーマンス面で負けていることは事実だと指摘しています。

AMDのRyzen 7040 CPUを搭載したFramework 13 laptopは、Mシリーズにまだ遅れをとっているものの、CPUとマザーボードをアップグレードし続けることができるという特徴があるなど、最近のWindows環境には気になるものがたくさんあるとしています。

同氏は、MicrosoftがLinuxとWindows、そしてテキストエディタのVSCodeをうまく統合させたことに驚き、これが本当にエキサイティングなことだとしています。UNIXの開発基板を必要とするWeb開発者が、ついにMac以外の代替手段を手に入れたことになり、2024年は、技術カンファレンスでWindowsマシン(もしかしたらFrameworkラップトップ)が沢山見られることを期待しているとまとめています。

Web開発ではMacが定番マシンとなっているなか、Windowsマシンへの乗り換えが起こるの、Hacker Newsでもこの記事が注目されています。

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