双方向バインディングが可能な人気のJavaScriptフレームワーク「Vue」のメジャーバージョンアップ版v2.0.0が10月1日にリリースされました(公式ブログ)。記事執筆時、不具合を1カ所修正したv2.0.1がGitHubで公開されています。
バージョン2.0では、snabbdomからfrokした軽量な仮想DOM実装を使用したレンダリングレイヤーを利用することにより、v1と比較して顕著なレンダリング速度の改善が達成されています。またサイズに関してもmin+gzippedされたランタイムオンリービルド版が16kbまで軽量化され、vue-routerとvuexを含んだバージョンでさえ26kbに収まるほどコンパクトなサイズとなっています。これはv1コア版とほぼ同じ大きさとされています。
v2.0はこれらレンダリングレイヤーの最適化にもかかわらず、一部の例外を除いてv1.0との互換性を保持し、さらにサーバサイドレンダリングや、vue-router、vuex, vue-loader、vueifyといったライブラリやツールの更新など多くの変更が行われています。