現在Windowsでは、NSAが開発したハッキングツールを元に作成された「WannaCrypt」と呼ばれると呼ばれるランサムウェアが猛威を振るっています。
Microsoftも脅威を認識し、サポート期限切れのWindows XP/8に対して更新プログラムを提供するなど異例の動きが起こっているなか、WannaCryptによって暗号化されたシステムを無料で暗号解除できるかもしれないオープンソースソフト「WCry」が公開されました(MSPoweruser)。
解除ツールはフランスのセキュリティ企業Quarkslabの開発者、Adrien Guinet氏によって開発されたもの。Windows XPで有効で、ランサムウェアに感染後PCを再起動しておらず、メモリが上書きされていない場合だけという、限定的な状況で使用することができます。
Windows XPだけに存在する、暗号化キーがメモリ上にのこってしまう不具合を利用しているそうで、使用可能な場面が限られているとはいえ、うまくいけば「身代金」を払わずに暗号を解除することが可能です。
万が一の感染にそなえブックマークしておくと安心かもしれません。