WebKitといえばSafariやChromeで使われている有名なHTMLレンダリングエンジンですが、これをJavaScriptに移植した「WebKit.js」がGitHubで公開され、話題になっています(GitHub、Hacker News、Reddit)。
ソースコードはEmscripten 1.8.2 on MacOSX in Xcodeを使って作られたものでまだ開発段階。デモもありませんがビルド方法などは掲載されています。最低でも16GBのディスク容量と4GBのRAMが必要らしく、実際試してみるのは結構大変かもしれません。
このプロジェクトのゴールは、
- WebGL/CanvasコンテキストをサポートしたPure JavaScriptレンダラーの作成。
- 画像/WebページのキャプチャーとWebテストの自動化。
- CSSフィルタ、HTMLエレメントと属性に関するプロトタイピングフレームワークの開発。
- Pure JavaScriptレンダリングパフォーマンスのための実験ハーネス。
- node.jsを含むJavaScriptベースのブラウザ開発。
とかなり真面目なもの。
2012年4月1日のエイプリルフールにWebKit.jsネタを使った人が、本当にWebKit.jsが登場して驚いているのもおもしろいです。
いろいろな可能性を秘めたプロジェクトみたいです。今後の発展に期待ですね。