Microsoftは先日、Windows 11のプレビュービルドからBYPASSNROスクリプトを削除し、Microsoftアカウントやインターネット接続無しでのセットアップをより困難に変更しました。
それ以降、Microsoftアカウントやインターネット接続なしでセットアップを行うための代替策がいくつか発見されていますが、そもそもなぜMicrosoftアカウントを使いたくないユーザーがこれほど多いのでしょうか。
Windows Centralは、Windows 11のセットアップ時に「ローカルアカウント」を選択する理由として、以下の6つをリストアップしています。
- プライバシー保護: ローカルアカウントを使用することで、データがクラウドに共有されるリスクを減らし、個人情報をローカルに保存できる。
- 簡単なセットアップ: ローカルアカウントではインターネット接続が不要で初期設定が簡略化される。
- 管理が簡単: 複数デバイス間の同期を必要としない場合、ローカルアカウントで簡単に管理できる。
- 制限のないアクセス: インターネット接続がなくてもシステムにアクセス可能。特にネット接続が困難な環境で便利。
- 柔軟なプロファイル設定: ローカルアカウントではユーザープロファイル名を自由に設定でき、Microsoftアカウント利用時に発生する無意味なフォルダ名を回避することができる。
- リモートデスクトップの改善: ローカルアカウントを使用することでリモート接続の問題を回避し、スムーズな操作が可能。
特にMicrosoftアカウントを使ってセットアップした場合に、ユーザープロファイル名が意味不明な文字列になってしまうのを嫌っているユーザーは多いようです。Microsoftアカウントのメールアドレスの最初の5文字を使用してプロファイルフォルダが作成されるため、分かりづらいフォルダ名になってしまうからです。
Microsoftがあくまでも、Microsoftアカウントを強制するつもりならば、これらの不満点の解消を期待したいところです。