Windows 10の最新の月例更新プログラムに、あらたに2つの既知の問題が存在する事をMicrosoftが認めたことがわかりました(Windows Latest)。Office製品をアップデートできない不具合と、ISOファイルやインストールメディアを用いてシステムを更新した際、証明書が失われてしまう場合があるという不具合が存在するとのことです。
Windows 10の10月の月例更新プログラムでは、これまでにファイルエクスプローラの問題や、ブルースクリーンが発生するという問題が報告されていますが、これらに関してはMicrosoftはコメントを発表していません。
今回見つかった最初の不具合は、10月の更新プログラムをインストールしたあと、ユーザーがOfficeをアップデートしようとするとエラーが発生するというものです。この場合「Download of Office 365 file failed, error =」というエラーメッセージが表示されます。
MicrosoftのエンジニアDavid James氏はTwitterで、2020年10月の月例更新プログラムによって、Configuration ManagerとMemcmの両方がOffice 365のアップデートをダウンロードできなくなる可能性があると警告を発しています。不具合はWindows 10のクライアント/サーバーどちらにも影響するとのことです。
もう一つの不具合はKB4579311のドキュメントページで説明されています。
Windows 10 Version 1809以降のWindows 10をアップグレードした際に、証明書の損失が発生する場合があるという問題です。不具合が発生すると一部の機能、アプリ、サービス、Webサイトを利用する際に問題が発生する可能性があるそうで、MicrosoftはUSBやDVD、ISOファイルなどを使ったOSのアップデートを避けるようにユーザーに推奨しています。細かい不具合の発生条件や回避方法はこちらで確認可能です。