軽量版OS「Tiny10」や「Tiny11」の開発者として知られる@NTDEV氏が、Windows仮想化を限界までネストする「Winception」動画をYouTubeに公開しています。
動画ではマトリョーシカのように、仮想化したWindowsを次々と立ち上げていく様子を確認することができます。ホストPCは、ネストされた仮想化をサポートするAMD CPUを搭載したWindows 11マシンで、VMware Workstationを利用して仮想Windows 10をまず立ち上げます。立ち上げたWindows 10の中でWindows 8.1を、Windows 8.1の中でWindows 8を、最後にWindows 8の中でWindows 7を起動することに成功しています。
最終的にCPU使用率はそれほど高くなかったものの、仮想化Windows 7を動かしてから動作が重くなってきたようで、それ以上の仮想化は中止となっています。
実用性はありませんが、仮想化技術や多重の仮想化を可能にするCPUをはじめとしたハードウェアの進化を感じることができる興味深いデモとなっています。
なおTiny10の最新版は23H2で、Windowsコンポーネントの互換性の改良が行われています。