Microsoftは、Windows Update経由でハードウェアベンダーのWHQL署名付きドライバーのアップデートを提供しています。例えば、AMDやNvidia、Realtek等のドライバーが配信されており、ユーザーがインストールしたものが、最も適切なものと思われるバージョンで更新される事があります。
グループポリシーを用い、このような挙動を無効化する方法が存在しますが、この設定を無視し、Windows Updateでドライバーが自動的に更新される問題が発生しているとの報告が行われています(Neowin)。
Twitterユーザーの@ghost_motley氏は、Windowsがグループポリシーエディタの設定を無視し、「Windows Updateからドライバーを除外する」を有効にしていてもドライバーが更新されていると指摘しています。
Microsoft lie again, Windows 11 now ignores the group policy editor and will install driver updates via Windows Update, even if you have this disabled pic.twitter.com/stAMrhGM2W
— Charlie (@ghost_motley) May 29, 2023
グループポリシーエディタでは、Windows Updateに関連するさまざまなオプションを設定することができ、「コンピューターの構成 > 管理用テンプレート Windows Update > Windows Updateからドライバーを除外する」を有効すると、ドライバー更新が無効になるはずです。
Neowinも推奨ドライバーの自動更新オプションを無効にしていたのにもかかわらず、Radeon RX 6800 XTのドライバーが更新されている事を発見したと説明しています。
通常この挙動が問題となる事はあまりありませんが、AMDの場合「Error 205(Windows Updateが自動的にAMDグラフィックスドライバを置き換えた可能性があります..)」が発生する可能性があり、問題解決のために、グラフィックスドライバーを再インストールする必要がでてくる場合があります。解決方法に関してはAMDのサポート文書に掲載されています。