MicrosoftはWindowsの外観を、Windows 8/10/11で大きく変更しました。Windows 8ではフラットデザインが導入されてアイコンやメニューが平坦となり、その影響はWindows 11でも続いています。
今回、これら新しいデザインを採用しているWindows 8/10/11を、Windows 7あるいはWindows Vista風の外観に、コマンド一つで変身させる様子を撮影した動画「Revert8Plus: Transform Windows 8/10/11 into Windows 7 or Vista」が公開されています(BetaNews)。
変身プロセスは時間がかかるものの、ほとんどの処理は自動化されています。「ファイル名を指定して実行」ダイアログに、以下のコマンドを入力するだけで実行することができます。
powershell irm revert8plus.gitlab.io|iex
OKを押し、ユーザーアカウント制御(UAC)プロンプトに「はい」と答えると、スクリプトが実行され、変換プロセスが始まります。ただし、Windows 11の場合は、ウィルスと脅威の保護設定で改ざん防止をオフにする必要があるようです。
スクリプトは外観を変更するだけで、OSそのものを変更するものではありませんが、実行にはリスクが伴います。実際に試してみる場合は、仮想環境などで実行するのがおすすめです。
スクリプトは全てのWindowsリリースに完全に対応しているわけではなく、次のような制限があります。
- Windows 8: Fully Supported 100%
- Windows 8.1: Fully Supported 100%
- Windows 10 1809: Fully Supported 100%
- Windows 10 21H2: Fully Supported 97%
- Windows 10 22H2: Fully Supported 97%
- Windows 11 21H2: Supported 80%
- Windows 11 22H2: Supported 80%
- Windows 11 23H2: Supported 80%
スクリプトを実行すると、Windows 7風のタスクバー、スタートメニュー、古いゲームが利用できるだけでなく、古い起動画面やログインダイアログ、ファイルエクスプローラーなどが復活します。
Windows Vistaのテーマを利用したい場合は、「ファイル名を指定して実行」から「VistaToggle」を実行します。
元に戻す方法や、トラブルへの対処方法などのFAQがYouTube動画の説明セクションに掲載されています。