Microsoftは8月8日(現地時間)、Windows 10およびWindows 11に、XPSドキュメント(Adobe PDFの置き換えを狙うMicrosoftのドキュメント形式)を開けない既知の不具合が存在することを認めました。
Windows 11の既知の不具合をまとめたページには以下のような項目が追加されています。
不具合の内容は、KB5014666(Win10)、KB5014668(Win11)以降のアップデートをインストールすると、XPSビューアーでXML Paper Specification(XPS)ドキュメントを開けないことがあるというものです。
XML Paper Specification(XPS)とOpen XML Paper Specification(OXPS)の両方のファイルに影響し、不具合が発生するとXPSビューアーで「このページは表示できません」というエラーが表示されたり、応答しなくなったり、CPU使用率が高くなったり、メモリ使用量が増加し続けることがあるとのこと。エラーが発生した場合、XPS Viewerを閉じないと、メモリ使用量が最大2.5GBに達した後、予期せず終了することがあるようです。
不具合の影響を受けるプラットフォームは以下の通りです。
- Client: Windows 11, version 21H2; Windows 10, version 21H2; Windows 10, version 21H1; Windows 10, version 20H2
- Server: Windows Server, version 20H2
Microsoftは、現在解決に向けて取り組んでおり、今後のリリースで最新情報を提供する予定だとしています。