Windows 10ユーザーを1年以上悩ましてきた、マルチウィンドウディスプレイ環境の問題が次の大型アップデートである「Windows 10 20H1」で修正されていることがわかりました(MSPoweruser)。
Windows 10のインターフェイスのレンダリングを担当するDWM(Desktop Window Manager)には不具合が存在し、マルチディスプレイ環境ではマイクロスタッター(カクつき)が発生することが知られていました。セカンダリモニターやサードモニターでウィンドウを開くとフレームタイムに影響し、マイクロスタッターが発生するそうで、場合によってはセカンドディスプレイでウィンドウを何も開いていなくても問題が発生することがあるようです。
この問題がWindows 10 20H1では解決していて、RedditにはWindows 10 Version 1909とVersion 2004(20H1)を比較するデモ動画が公開されています。
DWM & multiple monitors with different refresh rate problems finally fixed in Windows 10 2004 from r/Windows10
Version 1909では右側のディスプレイでウィンドウを動かすと、左側のスクロールが遅くなるのに対し、Version 2004ではそのような影響がないことがわかります。
Windows 10 20H1は3月あるいは4月頃に公開されると見込まれています。