ドイツのセキュリティソフトウェア調査会社AV-TESTは3月24日、Windows 10のホームユーザー向けのアンチウイルスソフト製品を比較した2020年1月〜2月期の調査結果を発表しました(Softpedia)。
同社が実施するテストは、アンチウイルスソフトをシステムの保護、パフォーマンス、ユーザビリティの3つの観点で評価するもので、それぞれ6ポイント、合計18ポイントが最高得点となります。
今回の調査では、Avira Antivirus Pro、F-Secure SAFE、Kaspersky Internet Security、NortonLifeLock Norton 360、VIPRE Security AdvancedSecurityの5製品が最高の18ポイントを獲得し、またBullGuard Internet Security、G DATA Internet Security、K7 Computing TotalSecurity、Windows Defender、Trend Micro Internet Securityの5製品がこれに続く17.5ポイントを獲得しています。
Windows 10に標準で組み込まれているWindows Defenderのポイントの内訳は、システムの保護が5.5ポイント、ユーザビリティが6ポイント、パフォーマンスが6ポイントとなっています。
Windows Defenderはゼロデイマルウェア攻撃に対する保護のスコアが業界標準より下回っており、それが0.5ポイント低い評価につながっている事がわかります。
Windows DefenderはAV-TESTの調査で高い評価を維持しており、無料で使用できるアンチウィルスソフトとしてWindowsのホームユーザーにとって頼もしい存在といえそうです。