ドイツのセキュリティソフトウェア調査会社AV-TESTは1月28日、Windows 10のホームユーザー向けのアンチウイルスソフト製品を比較した2019年11月〜12月期の調査結果を発表しました(Softpedia)。
同社が実施するテストは、アンチウイルスソフトをシステムの保護、パフォーマンス、ユーザビリティの3つの観点で評価するもので、それぞれ6ポイント、合計18ポイントが最高得点となります。
今回の調査で最高の18ポイントを獲得したのは、BullGuard Internet Security、 Kaspersky Internet Security、NortonLifeLock Norton Securityの3製品となっています。
それより0.5ポイント少ない17.5ポイントのグループには、Avast Free Antivirus、Microsoft Windows Defender、VIPRE Security AdvancedSecurity、Avira Antivirus Proなどが含まれています。
Windows 8.1とWindows 10に同梱されているWindows Defenderは、システムの保護が6ポイント、ユーザビリティが6ポイントと最高の評価を獲得したものの、パフォーマンスが5.5ポイントで0.5ポイント満点に届かず、惜しくもトップを逃しています。
Windows Defenderのパフォーマンステストの結果を確認すると、標準的なソフトウェアの起動テストや、頻繁に使用するアプリケーションのインストールテストで、業界水準のパフォーマンスを下回っていたことがわかります。
残念ながら満点を獲得することはできませんでしたが、Windows DefenderはAV-TESTの調査で高い評価を維持しており、無料で使用できるアンチウィルスソフトとしてWindowsユーザーにとって頼もしい存在になっているといえそうです。