Microsoftが先日公開した「Windows 10 Insider Preview Build 18917」に、Windowsのシェルをコア部分から切り離すための試みと思われる証拠が見つかったことが分かりました(Neowin)。
情報はTwitterユーザーのAlbacore氏によってもたらされたもので、Build 18917には"Shell Update Agent"と呼ばれるコンポーネントが導入されており、そのコンポーネントは必要に応じてシェルを取得したり更新したりすることができる能力を持つようだと指摘しています。
Here we go
Build 18917 shows first signs of Microsoft's work towards separating the base OS and the shell when it comes to standard desktop WindowsThe build introduces a new component called the "Shell Update Agent" which is capable of obtaining and updating the shell on demand
— Albacore (@thebookisclosed) 2019年6月12日
同氏はまた"Undocked Shell"という名前も発見し、"Undock"という単語が検索とCortanaを分離した際にも使われていると説明しています。またアクションセンターは可能ならばシェルパッケージから情報を取得しようと試みるとつぶやいています。
さらにShellUpdateAgentのStartInternalPackageAcquisitionを呼び出すとStoreからパッケージがインストールされるものの、現在のところ単なるプレースホルダのようあと解説しています。
Turns out calling ShellUpdateAgent's StartInternalPackageAcquisition function does do something
The UX package got magically installed, sadly just a placeholder for now though pic.twitter.com/e4DRkYOgSw— Albacore (@thebookisclosed) 2019年6月13日
Windowsのシェル部分の分離は、さまざまなフォームファクタに対して柔軟な体験を提供するためのものだと思われますが、機能が熟成するまで新たな不具合の要因になる可能性もありそうです。