全世界で1億1000万台の端末にインストールされていることが明らかにされるなど、絶好調に見える「Windows 10」。しかし、MicrosoftがIEを捨ててまで開発中の新しいブラウザ「Edge」のシェアは思ったように伸びていないことが、調査会社Quantcastのレポートにより明らかとなりました(BetaNews)。
Quantcastが作成したグラフは米国のWindows 10におけるブラウザのマーケとシェアをグラフ化したものです。Edgeのシェアはわずか12%ほどにとどまっていることがわかります。これはChromeのシェアが70%を超えているのと比較するとはるかに低い数値です。
一方、Windows 7からWindows 10の全プラットフォームを合わせたグラフでは、Chromeのシェアは少し下がりますが、Edgeのシェアもさらに下がっています。こちらではIEが20%近くの勢力を保っていることがわかります。
Windows 10におけるChromeのシェアの高さは、Windows 7やWindows 8でIEを使っていたユーザーがEdgeの代わりに、Chromeを選んだ結果かもしれません。まだ未完成な部分のあるEdgeブラウザですが、ここから巻き返すことができるのかどうか注目です。