2018年の10月頃、来年の春に公開されるWindows 10の大型アップデート20H1のコードネームが「Vibranium」で、今年の後半に公開されるマイナーアップデート19H1のコードネームが「Vanadium」であるという噂が流れました。
今回、この情報が最近公開されたWindows 10 SDK Preview Build 18950の中に含まれるコードから確認されと伝えられています(MSPoweruser)。
これまでもWindowsに関するさまざまな未発表の情報を発見してきたTero Alhonen氏による情報で、sdkddkver.hという名前のヘッダファイルの中に「WIN10_VB」という文字列が含まれていると指摘しています(VBはVisual BasicではなくVibraniumの略称だと思われます)。
その他にもusb.hというヘッダファイルには、略称ではなくはっきりと「WIN10_VIBRANIUM」という文字列が含まれているようです。
Microsoftは元素の周期表を元にしたコードネームを採用していますが、元来計画していたChromiumが混乱を招くためVibraniumというキャプテンアメリカの盾に使われている架空の元素の名前を採用したといわれています。
Windows 20H1はスタートメニューの改良を初めとしたさまざまな変更が行われる予定で、プレビュービルドでも新機能のいくつかをすでに確認することができます。ヘッダファイルに20H1用の定義が含まれているとしても不思議はないといえそうです。