Microsoftが先日月例更新の一環として公開したWindows 10の各バージョンの累積アップデートに、クラスタ共有ボリューム(Cluster Shared Volume: CSV)に関連した既知の不具合が追加されたことが分かりました(Softpedia)。
この不具合の影響を受ける累積アップデートは以下の通りです。
- Windows 10 Version 1809: KB4493509
- Windows 10 version 1803: KB4493464
- Windows 10 version 1709: KB4493441
- Windows 10 version 1703: KB4493474
- Windows 10 version 1607: KB4493470
- Windows 10 Version 1507: KB4493475
それぞれの更新プログラムの既知の不具合に以下のような項目が追加されています。
不具合の症状は「名前の変更などの特定の操作を、クラスター共有ボリューム上のファイルやフォルダーに対して実行すると、"STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL(0xC00000A5)"というエラーが発生して失敗する場合がある。これは管理者権限を持たないプロセスからCSVオーナーノードに対して操作を実行したときに発生する」というもの。
以下のような回避策が提案されています。
- 管理者権限を持つプロセスから操作を実行する
- CSVの所有権がないノードから操作を実行する
Microsoftは問題解決に向けて作業中で、今後のアップデートで修正を提供する予定とのこと。ただし修正プログラムの提供予定日は明示されておらず、緊急を要するものでなければ、5月の月例更新で修正されることになりそうです。