MicrosoftはWindows 10で、セキュアで効率の高い新ブラウザ「Microsoft Edge」をデフォルトブラウザとして採用しました。最近ではiOS版も登場するなどEdgeを普及させるための努力が続けられていますが、残念ながらブラウザのシェアでは他社のブラウザに遠く及ばない状況となっています。
Edgeのユーザー数が思うように増えないなか、最新のRedstone 5プレビュービルドでは標準のメールアプリで開くリンクがEdgeに強制されていることがわかりました(Softpedia)。
該当するBuild 17623の変更点には、以下のような一節が含まれています。
For Windows Insiders in the Skip Ahead ring, we will begin testing a change where links clicked on within the Windows Mail app will open in Microsoft Edge, which provides the best, most secure and consistent experience on Windows 10 and across your devices. With built-in features for reading, note-taking, Cortana integration, and easy access to services such as SharePoint and OneDrive, Microsoft Edge enables you to be more productive, organized and creative without sacrificing your battery life or security. As always, we look forward to feedback from our WIP community.
Skip AheadリングのWindows Insidersでは、Windows MailでクリックされたリンクがMicrosoft Edgeで開くようになり、Windows 10およびデバイス全体で、最も安全で一貫性のある体験を提供する変更のテストを開始します。 (Microsoft Edgeは)リーディング、メモ、Cortanaの統合、SharePointやOneDriveなどのサービスへの簡単なアクセス機能を内蔵しているため、バッテリ寿命やセキュリティを犠牲にすることなく、生産性、組織性、創造性を高めることができます。 いつものように、私たちはWIPコミュニティからのフィードバックを楽しみにしています。
Windows Mailでリンクを開く場合、Windows 10のデフォルトブラウザがChromeやFirefoxに設定されていても、設定に関係なくEdgeが使用されることになります。
現在ブラウザのシェアはGoogle Chromeが60%程度と圧倒的で、Edgeは5%と出遅れている状況です。デフォルトブラウザを無視する変更はユーザーの反発を招く可能性がありますが、Microsoftが述べているように、Windows Insider Program参加者からのフィードバックによってはこの変更が覆される可能性もありそうです。