Microsoft、Windows 10のファイルエクスプローラーを19H2より前のバージョンに戻し、OneDrive統合を削除

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Windows 10に2023年12月のアップデート「KB5033372」を適用すると、ファイルエクスプローラーの検索バーが縦に小さくなり、Microsoft 365やOneDriveと統合されていないクラシックな検索バーが復活するようだとWindows Latestが伝えています。

Microsoftは2019年11月、Windows 10 Version 19H2でファイルエクスプローラーにOneDriveを統合し、検索バーからクラウド上のファイルを直接検索できる機能を追加しました。しかしこの変更により検索ボックスの反応が悪くなり、中には全く反応しなくなったという不満がFeedback Hubには寄せられています。

KB5033372適用後は、検索ボックスがOneDrive統合が行われる前の姿に戻り、Microsoft 365やOneDrive検索といった余計な機能も削除されている模様。

Microsoftはサポート文書でこの「ダウングレード」を説明していませんが、Windows Latestの情報筋によると、ユーザーの不満に応えたわけではなく、EUのデジタルサービス法に関連して変更が行われた可能性があるとのこと。

検索バーだけが19H2より前のバージョンに戻ったことで、エクスプローラー上の他の要素とうまくフィットしない可能性がありますが、その場合、ディスプレイの解像度を調整したり、アクセシビリティ設定を変更することで、問題を解決できることもあります。

OneDriveを利用した遅い検索ボックスが好みの場合、サードパーティアプリ「ViveTool」を使って機能を有効化することができ、これには管理者権限でコマンドプロンプトを開き、vivetool /enable /id:18755234を実行します。

EUのデジタルサービス法はMicrosoftにも大きな影響を与えており、例えばEUで使用されているWindowsデバイスからは、Microsoft Edgeがアンインストール可能になるなどの変更が行われる予定です。

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