Microsoftは本日、Windows 10の最新プレビュービルド「Windows 10 Insider Preview build 17093」をリリースしました(Windows Blog、Neowin)。
公開されたプレビュー版は、Windows 10の次の大型アップデート「Redstone 4」の開発版ビルドです。Windows Insiders Programのオプションで、"Skip Ahead"を選択した/しないにかかわらず、全Fastリングユーザーに対して公開されています。
Build 17093の新機能は以下の通り。
ゲームバーの改善: ゲームバーを刷新し、探しているものを見つけやすくした。ダーク/ライトその他Windowsテーマをサポート。
診断データの改善: 収集されたWindows診断データを削除することが可能となった。「設定 > プライバシー > フィードバックと診断」から削除可能。
グラフィックの改善: HDRビデオがより多くのデバイスで利用可能となった。「設定 > アプリ > ビデオの再生」で「HDRビデオノストリーミング」をオンにすることができれば、HDRビデオをキャリブレーションできる。
マルチGPUシステムの新しいグラフィック設定も追加。
Windows 10 Sをパスワード無しで利用: Windows 10 SではAuthenticator Appを利用してWindows 10 S PCのセットアップに使用することができる。Windows Helloをセットアップするとパスワードなしで、お気に入りのアプリやサービスにアクセスすることが可能。
アイコントロールの改善: Windows 10 Fall Creators Updateで導入されたアイコントロールの改良。
Windowsセキュリティの改善: 「設定 > 更新とセキュリティ」の下の「Windows Defender」を「Windows Security」に変更。その他Windows Defenderの改良も。
Bluetoothの改善: ペアリングや接続の改善。シングルクリックでペアリングと接続が可能になった。 通知ウィンドウを利用して素早くBluetoothと接続できる。
Microsoft Edgeの改善: F11によるフルスクリーンモードの改善や、印刷機能の改良。
Windows Subsystem for Linux(WSL):
- 起動速度に関して: Linuxのファイルシステムディレクトリを変更する必要があるため、起動に数分かかる場合がある。ディストリビューションごとに1回だけ。
- wsl.confを利用したカスタマイズ: WSLの機能を設定できる機能を追加した。これには自動マウントやネットワーク設定などが含まれる。
- LinuxプロセスとWindowsネイティブプロセス間でソケット接続を可能とするAF_UNIX: Unixソケットを利用してWSLとWidnowsアプリケーションが通信可能になった。
- フォルダレベルの大文字と小文字の区別によるファイル操作の改善:17089以降NTFSのディレクトリに大文字小文字を区別して取り扱うフラグが追加された。
その他入力や、アプリパーミッション、簡単使用などさまざまなカテゴリにわたる改良が行われており、不具合の修正も行われています。公式ブログには既知の問題「Known issues」も掲載されていますので、アップデート前に確認しておくことをお勧めします。