Microsoftは本日、Windows 10の最新プレビュービルド「Windows 10 Insider Preview Build 18945 (20H1)」をリリースしました(Windows Blog)。
公開されたプレビュー版は、来年の春に公開予定のWindows 10の大型アップデート「20H1」の開発版ビルドです。Windows Insiders Programの更新オプションでFastリングを選択しているユーザーは、Windows Updateを利用して最新版に更新することができます。
開発の初期段階では不具合が発生する可能性が高いため、安定性を求めるユーザーに対してはSlow/Release Previewリングの選択が推奨されています。Windows Insider Programのリングごとのビルドの提供状況はFlight Hubで確認可能です。
なお先日Microsoftが間違って公開した内部ビルド「Build 18947」をインストールしてしまったユーザーに対しては、フォーラムで提示された手順に従い、以前のバージョンにロールバックしてから更新することが推奨されています。
Build 18945の新機能
Build 18945の新機能は以下の通りです。
Windows 10の新しいCortana体験の導入: 米国内のWindows Insiderに対しベータ版として、Windows 10用の新しいCortanaエクスペリエンスのロールアウトを開始。自然言語の入力や会話によって質問することができる新しいチャットベースのUIが追加されている。
既存のCortanaのほとんどの機能に加え以下の新機能が利用できる。
- Windowsのライト・ダークテーマをサポート
- 作業中も邪魔にならない"Hey Cortana"画面
- 音声・言語モデルのアップデートでパフォーマンスが向上
WSL2の改良: WindowsからWSL 2 Linuxアプリケーションへのlocalhost経由の接続が可能になり、グローバルWSL設定オプションも追加された。詳細はこちらで確認可能。
アクセシビリティの改良: OutlookやWindows Mailのナレーターの改良。テキストカーソルインジケータのカスタマイズ機能の追加など。
ファイルエクスプローラーの新しい検索機能の全Insiderに対するロールアウト: ファイルエクスプローラーの新しい検索機能(検索候補のサジェスト機能やOneDriveコンテンツの検索結果の統合)が今後数日中に全Insiderに対して公開される。
公式ブログにはその他の修正点や既知の不具合もリストアップされていますので、インストールする前に確認しておくことをおすすめします。