Microsoftは本日、Windows 10の最新プレビュービルド「Windows 10 Insider Preview Build 18963 (20H1)」をリリースしました(Windows Blog、MSPoweruser)。
公開されたプレビュー版は、来年の春に公開予定のWindows 10の大型アップデート「20H1」の開発版ビルドです。Windows Insiders Programの更新オプションでFastリングを選択しているユーザーは、Windows Updateを利用して最新版に更新することができます。
開発の初期段階では不具合が発生する可能性が高いため、安定性を求めるユーザーに対してはSlow/Release Previewリングの選択が推奨されています。Windows Insider Programのリングごとのビルドの提供状況はFlight Hubで確認可能です。
Build 18963の新機能
Build 18963の新機能は以下の通りです。
タスクマネージャのGPU温度表示: GPUの温度がタスクマネージャのパフォーマンスタブのリストの横に表示されるようになった。現在独立GPUカードのみに対応しており、WDDM v2.4以降をサポートしたグラフィックカードドライバに更新する必要がある場合も。
仮想デスクトップのリネーム機能: タスクビュー(タスクバーの「タスクビュー」ボタンや、WIN + Tabを押す)で、デスクトップの名前をクリックすると名前を自由に編集することができるようになった。デスクトップのサムネイルを右クリックしコンテキストメニューから変更することもできる。ただしこの機能は全体の50%のInsiderに公開。
設定のオプション機能ページの改良: 「設定 > アプリと機能 > オプション機能」で表示できるオプション機能ページの使い勝手が改善された。複数選択やリスト管理機能、情報表示、ナビゲーションの強化など。
マウスカーソルの速度設定の追加: 「設定 > デバイス > マウス」でマウスカーソルの速度設定が可能に。
メモ帳がストアで更新可能に: このビルドからメモ帳がストア経由で自動更新されるようになった。Windowsの更新に関係なく不具合やフィードバックに柔軟に対応できるように。
中国語IMEの改善: Traditional Chinese Bopomofo、ChangJie、Quick IMEsの改良。
アカウントの写真の変更の改良: Windowsのサインインに使用するアカウントの画像を変更する方法が改善された。画像を変更した場合、Windowsやアプリ、Microsoftサイトなどにすぐに反映されるようになった(これまでは反映するまでに数日かかることもあった)。
設定の「アカウント > ユーザーの情報」の「自分の画像を作成」で変更可能。
Windows検索の改良: アプリと設定の検索のスペル修正の改良や、ベストマッチの検索結果を改良するヒントの追加、最新の検索機能のWindows 10 October 2018 Updateへの提供など。
公式ブログにはその他の修正点や既知の不具合もリストアップされていますので、インストールする前に確認しておくことをおすすめします。