Microsoftは本日、Windows 10のプレビュービルド「Windows 10 Insider Preview Build 19631」をリリースしました(Windows Blog)。
公開されたプレビュー版は、Windows 10の開発ブランチから直接公開されるもので、将来の機能アップデートで追加される可能性のあるさまざまな新機能が先行して実装されています。Windows Insiders Programの更新オプションでFastリングを選択しているユーザーは、Windows Updateを利用して最新版に更新することができます。
Fastリングは新機能が先行して追加されるかわりに不安定になりやすく、安定性を求めるユーザーに対してはSlow/Release Previewリングの選択が推奨されています。Windows Insider Programのリングごとのビルドの提供状況はFlight Hubで確認可能です。
Build 19631の新機能
Build 19631に新機能は追加されていません。
ただしその他の更新として、ARM64 VHDXがダウンロード可能になった事がアナウンスされています。2月に公開されたBuild 19559では、Windows 10のEnterprise/Proエディションを実行しているARM64デバイス(Surface Pro Xなど)でHyper-Vがインストール可能になりました。今回、ARM64 VHDX for Windows 10 Insider Preview Build 19624の提供が始まり、InsiderはWindows 10をHyper-VのゲストOSとして実行することが可能となっています。
その他、940nm波長カメラで確実に機能するためのWindows Helloの構成の変更や、Windows Sandbox WSBファイルで大文字と小文字が区別されなくなる更新が行われています。