Microsoftは本日、Windows 10のプレビュービルド「Windows 10 Insider Preview Build 21313」をリリースしました(Windows Blog)。アプリの互換性の問題によりARM64デバイスには提供されていません。
公開されたプレビュー版は、Windows 10の開発ブランチから直接公開されるもので、将来の機能アップデートで追加される可能性のある、さまざまな新機能が先行して実装されています。Windows Insider Programの更新オプションでDevチャンネルを選択しているユーザーは、Windows Updateを利用して最新版に更新することができます。
なお、Devチャンネルは新機能が先行して追加されるかわりに不安定になりやすく、安定性を求めるユーザーに対してはBeta/Release Previewチャンネルの選択が推奨されています。Windows Insider Programのチャンネルごとのビルドの提供状況はFlight Hubで確認可能です。
Build 21313の新機能
Build 21313の新機能は以下の通りです。
ニュースや関心事をより多くの言語や市場に拡大: 米国、カナダ、イギリス、オーストラリア、インドでのみ利用可能だった、タスクバーにニュースや関心事を表示することができる機能がより多くの国に展開された(中国以外)。言語と位置情報を自動的に検出し、ローカライズされた内容が表示される。
新しいMicrosoft EdgeでMicrosoft Edge Legacyを置き換え: Build 21313以降では、Microsoft Edge Legacyが新しいMicrosoft Edgeに置き換わる。
IME候補ウィンドウのデザインの刷新: 最近のWindows 10のリリースではIMEの新バージョンが導入されている。モダンなデザインに刷新されたほか、最適化されたフォントサイズ、絵文字へのクイックアクセス、パフォーマンスの向上などが特徴。
最初はDevチャンネルの一部ユーザーに展開され、徐々に範囲を拡大する予定。
公式ブログには細かな不具合の修正や、既知の不具合もリストアップされていますので、インストールする前に確認しておくことをおすすめします。