2021年6月に入り、MicrosoftがWidnows 10用の更新プログラムKB4023057を再公開したことが分かりました。サポート対象としてWindows 10 Version 21H1が追加され、Windows 10 Version 1511以降の全てのWindows 10のバージョンが対象となっています(gHacks)。
なおサポート対象のバージョンが増えた以外、更新プログラムの新機能の説明はありません。
This update includes reliability improvements to Windows Update Service components in Windows 10, versions 1507, 1511, 1607, 1703, 1709, 1803, 1909, 2004, 20H2, and 21H1
この更新プログラムには、Windows 10のバージョン1507、1511、1607、1703、1709、1803、1909、2004、20H2、21H1におけるWindows Update Serviceコンポーネントの信頼性の向上が含まれます。
This update includes files and resources that address issues that affect the update processes in Windows 10 that may prevent important Windows updates from being installed. These improvements help make sure that updates are installed seamlessly on your device, and they help improve the reliability and security of devices that are running Windows 10.
この更新プログラムには、Windows 10 の更新プロセスに影響を与え、重要な Windows 更新プログラムがインストールされない可能性がある問題に対処するファイルとリソースが含まれています。これらの改善により、更新プログラムがお客様のデバイスにシームレスにインストールされるようになり、Windows 10を実行しているデバイスの信頼性とセキュリティの向上に役立ちます。
KB4023057は2018年に初めてリリースされ、以降も機能アップデートが公開されるごとに更新され続けています。Windows Update Serviceコンポーネントの信頼性を改善し、機能アップデートを円滑にインストールための更新プログラムだと説明されています。
アップデートをインストールするとシステムに以下のような変更が加えられる可能性があります。
- ネットワーク設定のリセット。
- アップデートのインストールを妨げる可能性のあるレジストリキーのクリーンアップ。
- インストールされているバージョンのWindows 10の更新に関連する、無効または破損したWindowsオペレーティングシステムコンポーネントを修復する。
- ユーザープロファイルディレクトリ内のファイルを圧縮してディスクスペースを確保する。
- Windows Updateデータベースをリセットして、「更新プログラムの正常なインストールを妨げる可能性のある問題を修復する」。
KB4023057はWindows Update経由で自動に配信されます。機能アップデートをスムーズにインストールために必要な更新プログラムですが、システムが変更される可能性があるため、インストールしたくないというユーザーもいるかもしれません。その場合、MicrosoftからダウンロードできるWushowhide.diagcabなどのアップデートを隠すツールを使用し、アップデートをブロックする必要があります。