Microsoftが5月に公開したWindows 10 October 2018 Update(Version 1809)用の累積アップデートKB4497934等に、Storage Area Network(SAN)デバイスへの接続が困難になるという既知の不具合が存在することがわかりました(Softpedia)。
Windows 10のバージョン毎の既知の不具合をまとめたWindows 10リリース情報ページには、現在、以下のような情報が追加されています。
問題の概要は「Internet Small Computer System Interface(iSCSI)を使用して一部のSAN(Storage Area Network)デバイスに接続すると、デバイスに問題が発生することがあります」というもので、回避方法は掲載されていませんが、Microsoftは早期解決に向けて作業中とのこと。
不具合が存在する更新プログラムは以下の通りです。
- Windows 10 version 1809: May 21, 2019—KB4497934 (OS Build OS 17763.529)
- Windows 10 version 1803: May 21, 2019—KB4499183 (OS Build 17134.799)
- Windows 10 version 1709: May 28, 2019—KB4499147 (OS Build 16299.1182)
- Windows 10 version 1703: May 28, 2019—KB4499162 (OS Build 15063.1839)
- Windows 10 version 1607: May 23, 2019—KB4499177 (OS Build 14393.2999)
どれも5月に公開されたもので、6月の累積アップデートの中にも引き続き存在すると予想されます。