Microsoftが先日公開したWindows 10 Version 1903用の最新の累積アップデートKB4505903で、ドキュメントに掲載されていないDPCレイテンシの不具合がひっそりと修正されていたことがわかりました(MSPoweruser)。
MicrosoftのWindows PAXチームのメンバーPete Brown氏はTwitterで「Windows 10 Version 1903で発生していたDPCレイテンシのスパイク問題(オーディオ再生の不具合を引き起こす)はKB4505903で修正された」つぶやき、必要な場合はスタンドアロンインストーラーをMicrosoft Update Catalogから入手できると案内しています。
The Windows 10 1903 DPC latency spike issue (causing audio glitches on some PCs) is fixed in KB4505903. You should see that come through Windows Update normally, shortly. If in a hurry, you can grab the stand-alone installer from here: https://t.co/0QOc4RkzU4
— Pete Brown @ Microsoft (@Pete_Brown) 2019年7月28日
DPCは「Deferred Procedure Call」の略称でタスクを効率的に実行するためのWindowsの機能の一つです。DPCレイテンシ(反応時間)が増加すると、オーディオインターフェイスドライバが時間内に応答しなくなり、音声の歪みや音飛びが発生する原因になります。
KB4505903はオプション扱いの累積アップデートで、Windows Update経由で自動にインストールされませんが、この不具合に悩まされていた方は手動の更新を検討しても良いかもしれません。