Microsoftが3月末に公開したWindows 10 Version 1903/1909用の累積アップデートKB4541335では、これまでにインストールが正常にできないといった問題や、BSODや起動起動の失敗などさまざまな問題が報告されています。
残念ながらKB4541335の不具合はこれに留まらず、アップデート適用後にPCが全く使用できなくなったり、システムのパフォーマンスが低下したりといったより深刻な問題が報告されている事がわかりました(Windows Latest)。
例えばあるユーザーは、「アップデート適用後PCが文鎮化し、プラグを抜いてロールバックしなければならなかった。その後更新をアンインストールし、設定で更新を1ヶ月停止することができた」と具体的な症状を報告しています。
My machine bricked all night and I had to unplug and roll back. Finally, after about 30 minutes it uninstalled and I could go to Settings and pause updates for a month. This is happening way too often.
またパフォーマンスに関する問題を訴えているユーザーも複数存在するようで、「更新プログラム適用後にタスクマネージャーを確認したところ、CPUの使用率が50%、メモリが95%、HDDが100%になっていた」という情報や、「ディスクやCPUの使用率が100%になってシステムが不安定になった」という情報が寄せられています。
KB4541335はオプション扱いの更新プログラムであるため、Windows Updateで自動的にインストールされる事はありません。手動インストール後に不具合が発生した場合、以下の手順でアンインストールすることができます。
- 「設定 > 更新とセキュリティ」を開く。
- 「Windows Update」で「更新の履歴を表示する」を選択する。
- 「更新プログラムをアンインストールする」をクリック。
- 目的の更新プログラムを右クリックしてアンインストールする。
- 再起動する。
更新プログラムをアンインストールしてもシステムが不安定な場合「設定 > 更新とセキュリティ > リカバリ」からデバイスをリセットすることができます。