Microsoftは4月5日(現地時間)、 Windows 10 Version 22H2向けの更新プログラムKB5034203以降の更新プログラムを適用した環境で、Microsoft Connected Cacheノードを使用する際に問題が発生する可能性があることを認めました。
Windows 10の既知の問題をまとめたページには以下のような情報が追加されています。
不具合の内容は、2024年1月23日にリリースされたKB5034203以降の更新プログラムをインストールすると、ネットワーク内のMicrosoft Connected Cache(MCC)ノードの検出にDHCPオプション235を使用している一部のWindowsデバイスで、MCCノードを使用できなくなる可能性があるというものです。
問題が発生すると、公衆インターネットからアップデートやアプリをダウンロードすることになり、インターネット・ルート上のダウンロードトラフィックが増加することになります。
Microsoftは回避策として以下の二つの方法を紹介しています。
- オプション1: DOCacheHostポリシーでCache hostnameに示されているようにMicrosoft Connected Cacheエンドポイントを構成する。DOCacheHostSourceを1に設定するか、Cache hostname sourceに示されているように削除する必要がある。デフォルトでは、DOCacheHostとDOCacheHostSourceポリシーには値がないことに注意。
- オプション2: サポートチャンネルで利用可能なグループポリシーを使用して軽減することもできる。組織はSupport for businessからサポートをリクエストできる。
Microsoft Connected Cacheはインターネット・サービス・プロバイダーや企業・教育環境向けに作られた機能で、ホームユーザーがこの問題の影響を受ける可能性は低いとされています。Microsoft Connected Cacheの詳細については、公式ドキュメントで確認可能です。