Microsoftが先日公開した、Windows 10用の月例更新プログラムKB4579311(2004)や、KB4577671(1903/1909)では、インストールが正常にできないという不具合や、BSODが発生するという不具合が報告されています。
これらの更新プログラムではこれら以外にも、アクションセンターやファイルエクスプローラー、プリンター、ネットワークに関連したさまざまな問題が発生していることがわかりました(Windows Latest)。
Microsoftのコメントはありませんが、アクションセンターや通知の問題に関しては、Windows Latestも確認したとのこと。特定の環境に限定された問題ではなく、一般的な環境で発生する不具合であることも考えられます。
アクションセンター
アクションセンターが開かなくなったり、クリックやWin+Aでアクションセンターを開いた際、空白のウィンドウが表示される問題が発生しています。
「KB4579311インストール後、再起動するとエクスプローラーが無反応になり、スタートメニューや通知画面が正常に動作する前に最低でも20分は無反応になっている」とあるユーザーは指摘しています。
回避策は見つかっておらず、更新プログラムを手動でアンインストールする以外の解決方法は見つかっていません。
ファイルエクスプローラー
ファイルエクスプローラーに関する不具合も多数報告されています。更新プログラム適用後にエクスプローラーが無反応になったり、タスクバーが点滅したり、定期的にクラッシュするという問題です。
「タスクバーが表示されたり消えたりしてエクスプローラーがクラッシュしている状態が約30秒ほど続き、その後ようやくデスクトップが表示され、エクスプローラーが動作を開始する」というコメントがフィードバックハブに書き込まれています。
RedditやMicrosoftコミュニティフォーラムにはログインに必要な時間が長くなったという問題や、モニターが点滅するという問題など類似のコメントが書き込まれていています。
プリンターの問題
プリンターに関する問題も発生しています。
ただしプリンター問題はシステム再起動後にプリンターを切断して再接続することで回避する事が可能で、
Windows 10 Version 1903/1909用のプレビュー版の更新プログラムKB4580386ではすでに問題が修正されている模様です。
Updates an issue that causes a USB printer port to disappear after restarting when the printer device is turned power off.
USBプリンターポートが消えてしまう不具合が影響していると見込まれています。
画面の点滅やブラックスクリーン
その他、画面の点滅やブラックスクリーンの発生、ネットワークが接続できなくなるという不具合などが報告されています。
更新プログラムインストール後、システムになんらかの不具合が発生した場合、該当の更新プログラムをアンインストールすることで不具合を回避できる可能性があります。