Microsoftが2020年11月5日より、Windows Update経由でデバイスドライバーを提供する方法を変更することを発表しました。Windows 10では8月から機能アップデートや非セキュリティの品質アップデート、ドライバアップデートを分かりやすく提供するための改善が続けられており、今回の変更もその流れにそったものとなります。
今回行われる変更はWindows 10 Version 2004以降が対象です。これまでWindows 10マシンに初めて周辺機器が接続された場合、Windows Updateで利用可能な手動ドライバー(オプションドライバー)が存在した場合、手動ドライバーが自動的にユーザーのマシンにインストールされるという挙動を制御することはできませんでした。
2020年11月5日からは、これが以下のように変更されます。
- 自動ドライバーアップデートは、周辺機器を初めてプラグインしたとき、または機器メーカーがWindows Updateにドライバーを公開したときのいずれかのタイミングで、自動的にマシンにインストールされる。つまり、Windows Updateで自動ドライバーが公開されている場合、プラグアンドプレイのシナリオに変化はない。
- 手動ドライバーアップデートは、「設定 > 更新とセキュリティ > Windows Update > オプションアップデートを表示」を選択することで手動でインストールすることができる。
詳細はこちらで説明されています。
ユーザーが制御可能な局面が増えることになりますが、自動ドライバが利用できない周辺機器の場合「ドライバが見つかりませんでした」というエラーが表示されることになり、問題を解決するためにWindows Updateから手動でオプションアップデートをインストールする手間が必要になるとNeowinは指摘しています。