7月29日に無償ダウンロードがはじまる「Winodws 10」。先日、Windows 7 / 8.1の正規ライセンスユーザー以外に、Windows Insider Program参加者も無料でWindows 10のライセンスを取得できる、というニュースが流れましたが、どうやらこの解釈は間違っていたようです。
Microsoftは公式ブログ「Upcoming changes to Windows 10 Insider Preview builds [UPDATED 6/22]」を更新し、混乱を招いたライセンスに関する情報を明文化しています(Neowin、Ars Technica)。
Windows Insider Programを継続するかどうか?
Windows Insider Program担当のMicrosoftのGabriel Aul氏は、以前のブログ記事を更新したことをTwitterでつぶやいています。
Hey everyone, I’ve updated the post from Friday as it wasn’t clear enough & caused some confusion, take a look here: http://t.co/vlaGyfwzbr
— Gabriel Aul (@GabeAul) 2015, 6月 22
更新された投稿によると、Windows 10のライセンスは、7/29日以降にWindows Insiderを使い続けるかどうかによって、2つの場合に分かれます。
- Windows Insiderを使い続ける場合: 7/29日以降もWindows Insiderに参加し続ける場合なにも変更する必要はない。Windows 10はプレリリースソフトウェアとみなされ、preleleaseキーでアクティベートされる。個々のビルドは使用期限が設けられているが、期限切れになるまでに次のビルドが提供される。
- Windows Insiderを止める場合: プログラムをオプトアウトする場合、通常ユーザーと同じ扱いになる。正規Winodws 7/8.1からWindows 10プレビューににアップグレードしていた場合、ライセンスはアクティブなままになる。そうでないなら以前のOSにダウングレードするか、Windows 10ライセンスを入手する必要がある。これはWindows XP/Vistaのための無料ライセンス取得パスではない。
すなわち、Windows Insider Programに参加し続ける限りは、Windows 10を無料で使用(試用?)し続けることが可能ですが、その場合、安定版ではなく、今後も更新され続けていくプレリリース版のWindows 10を使わなければならないことになるわけです。
安定動作が求められる環境に、Windows 10にプレピュー版をインストールするのはかなり危険なため、実機にインストールする場合やはりWindows 10の正規ライセンスが必要だといえるでしょう。
週アスPLUSによると、この情報は日本のWinodwsブログでも公開される予定となっています。正確な情報を知りたい方はそちらも注目です。