先日、開発者のAlex Graf氏が、AppleのM1搭載Mac上で、QEMUを利用してARM版のWindows 10を動作させることに成功したことをお伝えしました。当初はコンセプトの実証という意味合いが強かったようですが、その後作業が進められ、仮想マシンのオーディオインターフェイスやネットワークインターフェイスを含むほぼすべての基本的な機能がサポートされたことが判明しています(MSPoweruser)。
A picture is worth 1000 words.
✓ x86 emulation is fully functional.
✓ It's really on an M1
✓ Virtio-net works
✓ RDP works pic.twitter.com/dz9446DvPD— Alexander Graf (@_AlexGraf) November 28, 2020
また、Graf氏の作業に基づいて、ARM Mac上でARM Windowsを実行するためにQEMUと連携するオープンソースのACVMランチャーが作成され、同様の方法を用いて、M1 Mac上でLinuxを動作させることに成功した開発者も現れています。
M1 Mac mini上で仮想Windows 10を動作させることを撮影した動画や、チュートリアルも公開されています。
▲動作確認。
▲チュートリアル。