Microsoftが今年の後半に公開予定のWindows 10の機能アップデート、通称「Sun Valley」は、UIの刷新を含む大規模な更新になると見込まれています。
UIの変更には、スタートメニューや、エクスプローラーの改良、ウィンドウの角が丸くなる変更、フローティングメニューの導入などが含まれていると予想されていますが、この新しいフローティングデザインのメニューが、プレビュービルドで確認されたことがわかりました。
タスクバーのジャンプリスト(右クリックメニュー)の新しいUIは、実験的なフラグで隠されていて、Visual Studioを使用してShellExperienceHost.exeをデバッグし、「JumpListRestyledAcrylic」を「visible」に設定すると、フラグが有効になるとのことです。
新デザインを有効にすると、タスクバーのメニューはタスクバーから切り離され、タスクバーの上に隙間をあけて浮いたように表示されます。同じようなメニューは、アクションセンターや時計のフライアウト、音量のフライアウト、WiFiのフライアウトにも提供されるとみこまれますが、現時点でフラグが有効なのはジャンプリストメニューに限定されているようです。
なお、MicrosoftはフローティングUIを開発中で、メニューの回りにボーダーが表示されるなど未完成な部分があるようです。
Windows 10 21H2 Sun Valleyは、5月にRTM版が完成し、10月または11月に一般公開されると予想されています。