Windows 10 Version 1809用の最新の累積アップデートKB4497934などに、Internet Explorer 11が開けなくなる既知の不具合が存在することがわかりました(AskWoody)。
Windows 10のリリース情報ページには以下のような不具合が掲載されています。
不具合の症状は「デフォル検索プロバイダが設定されていないか不正な場合、Internet Explorer 11が開けない場合がある」というもので、回避方法としてデフォルト検索プロバイダを正しく設定する以下の手順が紹介されています。
- 管理者権限のコマンドプロンプトを開き "C:\Program Files\Internet Explorer\iexplore.exe" http://microsoft.com をタイプ
- IEが起動したら設定メニューを選択し「アドオンの管理」を選ぶ
- 左側のペインで「検索プロバイダ」を選択
- ダイアログの左下で「追加の検索プロバイダを検索」リンクを選ぶ
- 新しいIEのウィンドウが開くので検索プロバイダを探す
- 好みの検索プロバイダの下にある追加リンクをクリック
- 検索プロバイダの追加ダイアログが表示されたら「追加」を選択する
- IEが開けるようになる
なおこの不具合はKB4497934と同時期に公開されたWindows 10の他のバージョン用の累積アップデートにも存在し、以下のプラットフォームに影響します。
- クライアント: Windows 10, version 1809; Windows 10 Enterprise LTSC 2019; Windows 10, version 1803; Windows 10, version 1709; Windows 10, version 1703; Windows 10 Enterprise LTSC 2016; Windows 10, version 1607
- サーバー: Windows Server 2019; Windows Server 2016
今のところ更新プログラムの個別のKBページにはまだ既知の不具合として掲載されていません。