Microsoftが先日公開したWindows 10 Version 1809用の累積アップデートKB4520062に、Microsoft Advanced Threat Protection(ATP)が動作しなくなる既知の不具合が存在することが分かりました(Softpedia)。
Windows 10の既知の不具合をまとめた公式サポートページに、以下の項目が追加されています。
不具合のタイトルは「Microsoft Defender Advanced Threat Protectionの実行が停止する場合がある」というもので、「KB4520062をインストールしたあと、ATPサービスの実行が停止し、レポートデータの送信に失敗する場合がある。その場合MsSense.exeのイベントビューアーで0xc0000409を受信する場合がある」と説明されています。
今回の問題はMicrosoft Windows Defenderには影響しません。影響を受ける環境は以下の通りです。
- Client: Windows 10, version 1809; Windows 10 Enterprise LTSC 2019
- Server: Windows Server, version 1809; Windows Server 2019
現在のところ不具合の回避策は存在せず、影響を受ける環境ではKB4520062をインストールしないことが推奨されています。Microsoftは修正を11月中旬に提供する予定です。