Microsoftは10月14日、不具合により一時停止していたWindows 10の大型機能アップデート「Windows 10 Version 1809」の配信を再開したことを発表しました。
Windows 10の機能アップデートは一斉公開方式ではなく、準備が整ったデバイスに向けて徐々に公開範囲を拡大していく段階的な配信システムで提供されているのですが、今回は以前と比較してよりゆっくりなペースになっており、多くのユーザーはWindows Updateからはまだインストールできない状態になっている模様です(Softpedia)。
MicrosoftのJohn Cable氏はブログで今回の配信再開について以下のように説明しています。
We are taking a more measured approach with the October Update, slowing our rollout to more carefully study device health data. We will offer the October Update to users via Windows Update when data shows your device is ready and you will have a great experience,
October Updateではさらに慎重なアプローチを取っており、ロールアウトのスピードを遅らせてデバイスのヘルスデータをより慎重に検討しています。デバイスの準備が整っていることがデータから分かった場合、Windows Updateを通じてユーザーにOctober Updateを提供します。
実際手元のVersion 1803環境で、Windows Updateから「更新プログラムのチェック」を実行してみたところ、Version 1809の機能アップデートはダウンロードできず、Version 1803用の累積アップデートがダウンロードされました。10月に公開された初期バージョンはWindows Updateで即時インストールすることができたので、今回とはかなり配信ポリシーが異なっていることがわかります。
手動でインストールする方法も
一般的にはWindows Updateで配信されるのを待つのが安全ですが、ソフトウェアの検証作業などのためにWindows 10 Version 1809をいち早くインストールしたい場合、「Windows 10のダウンロード」ページからダウンロードできる更新アシスタントやメディア作成ツール、公式のISOファイルなどを利用して手動で更新することも可能です。
以下の記事でも詳しく説明していますのでこちらもご参考までに。
https://softantenna.com/blog/tips/windows-10-october-2018-update-2/