Windows 10にはUWP版のファイルエクスプローラーが存在する事が知られています。
Windows 10 Mobileでは標準のファイル管理ソフトとして採用されているほか、2016年にはPC版が存在することもわかり、Windows 10 Version 1703以降はOSの内部に隠された状態で提供されていて、以下の内容のショートカットを作成することで呼び出すことが可能です。
explorer shell:AppsFolder\c5e2524a-ea46-4f67-841f-6a9465d9d515_cw5n1h2txyewy!App
今回このUWPファイルエクスプローラーが、来年の春に公開される「Windows 10 Version 1809」のプレビュービルドで、更新されていることが判明しました(Neowin)。
Windows Centralによると、Version 1809では以下の変更が行われているとのこと。
- ドラッグ&ドロップのサポート
- 右クリックメニューの改良
- 従来のファイルエクスプローラーのようにコピーペーストの改良
- 新しいカット機能
- 壁紙を設定可能に
- UIボタンがボトムではなくトップに
UWPファイルエクスプローラーの更新はWindows Core OSのためとみられ、Surface Hub 2、HoloLens 2、Andromedaなど、デスクトップ版のファイルエクスプローラーが利用できない環境で利用されると見込まれています。なお従来のエクスプローラーをUWPエクスプローラーで置き換える計画はないそうで、デスクトップ版のWindows 10ではこれまで通りのエクスプローラーが標準のファイル管理ソフトということになりそうです。