Microsoftは先日、Windows 10 Version 1903用の最新の累積アップデートKB4512941を公開しました。更新プログラムではWidnows SandboxやVB関連の問題など、さまざまな不具合が修正されていますが、必ずしも完璧ではなかったようです。
RedditなどでKB4512941をWindows 10にインストールした後、CPU負荷が異常に高くなるという問題が報告されていることがわかりました(Neowin)。
Cortana(特にSearchUI.exe)のCPU負荷が高くなっていることが確認できたとタスクマネージャのスクリーンショットが投稿されています。レジストリを変更したりキャッシュをクリアしたりといった回避策も提案されていますが、効果のほどは定かではありません。どうしても問題が解決しない場合は、更新プログラムをアンインストールすることもできます。
なおこのCortanaの問題はフィードバックハブにも事前に報告されていたようですが、問題が十分に検討される前に製品版として公開されてしまった模様。
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問題の回避策
Microsoftのコメントはまだ発表されていませんが、以下のレジストリエントリを削除することで問題が解決したと主張しているユーザーが存在します(エントリを削除するのではなく値を"1"に変更して問題が収まったとコメントしているユーザーもいるようです)。
- Computer\HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Search
- Reg Name: BingSearchEnabled
- Reg Value: 0
レジストリを触りたくない場合、更新プログラムをアンインストールすることでも、元の状態に戻すことができます。手順は以下の通りです。
- 設定アプリを開き「更新とセキュリティ」を選択
- 「更新の履歴を表示する」を選択
- 「更新プログラムをアンインストールする」リンクを選択
- KB4512941を選択して「アンインストール」ボタンをクリック
まだKB4512941をインストールしていない場合は、原因がはっきりするまでインストールを保留するのが安全かもしれません。