Windows 10の最新版であるWindows 10 Version 1903に、最近公開された累積アップデートを適用すると、古いバージョンのVMware Workstation Proが起動しなくなるという問題が報告されていることがわかりました。
VMwareサポートフォーラムによると、この問題はVersion 1903に対応している最新のVMware Workstation Pro v15以外のすべてのバージョン(v12やv14)が該当し、プログラムを起動しようとすると「VMWare Workstation Pro Can’t Run(Vmware Workstation Proが実行できません)」というエラーが表示されるとのことです。
VMware Workstation Pro can’t run on Windows.
Check for an updated version of this app that runs on Windows.
Microsoftが互換性データベースから古いバージョンのVMware Workstation Proを除外したことが原因とみられ、2019年9月以降に公開されたKB4517211、KB4524147、KB4517389、KB4522355等の累積アップデートが影響していると予想されています。
さいわいなことに回避策は簡単で「C:\Program Files (x86)\VMware\VMware Workstation\」に存在する「vmware.exe」の名前を「vmwarea.exe」等と変更することで起動することが可能なようです。
ただし、Version 1903を正式にサポートしているのは、VMware Workstation Pro v15以降のバージョンだけで、Compatibility Assistantの制限を回避できたとしても何らかの不具合が発生する可能性はありそうです。